専門性が必要な会社とそうでない会社

最近は価値観も多様化をしている傾向にあり、すべてをバランスよくできる人よりも専門性に特化したキャリアを持っている人の方が高く評価される傾向があります。

すべてにおいてバランスが良いことは悪いことではありません。ですが仕事においては、すべてのものが中途半端にできるよりも、ある特定の分野に特化した方がより会社にとっても役に立ちますし、収入が高くなるのが実態です。

このような傾向を知り、できるだけ専門性を高めるために一つのことを深めようと勉強する人は少なくありません。しかし、現場においてそこまで深い専門性を必要としていない会社も少なくありません。

特に、ある程度大きな会社に入ると人事異動があります。
一つのことに精通していることは大事ですが、結局ほかの部署に飛ばされることも少なくありません。
こうした人事異動がある会社には、それなりの理由が存在します。その理由とは、専門な分野に詳しい人材の確保は重要だったとしても、あまり詳しすぎるのも問題と考えているのです。

なぜなら、その人が会社を辞めた時にそれを引き継ぐ後の人がいないからです。新人さがしから新人教育までに、相当な労力を使わなければならなくなります。

また、人事異動をせずに1か所のずっととどまることは、特定の仕事がその人に任せっきりになる可能性があります。任せっきりになると業務監視機能の低下が心配されるのです。
そのため、もし専門をより深く追求したいならば、独立をすることも視野に入れておいた方がよいかもしれません。